カワウソもなか:愛媛県愛南町
愛南の宝ニホンカワウソ
ニホンカワウソは日本中にいて天然記念物に指定されていましたが、数が減り続け、特別天然記念物、絶滅危惧種と指定が変わりました。しばらくは愛媛県宇和海側と高知県に割りと残っていて、愛南町御荘(みしょう)地区ではよくカワウソが見られたそうです。愛媛県の県獣にもなっていますが、密漁される事もあったらしく、ついにその姿を見ることはなくなってしまいました。
愛南町では町のキャラクターになっていて、方言で語尾に「なーし」を付けることから「なーしくん」と命名されました。また、御荘地区にはあいなんかわうそ村という海の駅があります。海からも行ける道の駅ということで海の駅です。入り組んだリアス式海岸を持つ愛南町は釣りやダイビングなどのマリンレジャーが楽しめる風光明媚な所です。
カワウソは絶滅してしまったようですが、ここには日本で唯一現存する紫電改の展示館があります。ゼロ戦に代わって開発された最新鋭の海軍の戦闘機で、紫電の改造型ということで紫電改です。久良湾に沈んでいたのを昭和53年に地元のダイバーが見つけ、引き上げられました。一部屋のみの展示館ですが、引き上げの様子や部品が展示され、上から機体を見られる足場があります。プロペラは墜落時の水圧で曲がってしまったのでしょうか。機体の前には鎮魂か平和の祈りか、折り鶴がたくさん添えられています。入場無料でTシャツやキャップなどのオリジナル商品やレトルトの各種海軍カレーなども揃っています。
2022年10月最中旅
画像2:リアス式海岸に点在する小島
画像3:紫電改展示館
最中暦:5月最終水曜日
世界カワウソの日
絶滅の危機に瀕するカワウソの保全の為国際カワウソ保護基金が制定した