ぎんなん春秋：愛知県稲沢市

日本有数のぎんなん産地

稲沢市は生産量全国一のぎんなんの産地です。その90％を占める祖父江（そぶえ）地区で収穫されるぎんなんは丸くて大きいのが特徴で、東京の一流料亭などに供給されています。品種も久寿、藤九郎、栄神、金兵衛と代表的なものが揃っています。

11月下旬には祖父江のぎんなんパークにて、そぶえイチョウ黄葉祭りが開かれます。会場ではぎんなん農家の店が並び、ぎんなん入りの軽食の店やイチョウをモチーフにした雑貨店の他、コーヒー、草餅、弁当などの店も多数出店します。ぎんなんパーク内のいちょう並木の中を散策する人や休憩所でぎんなん入りたこ焼きなどを頬張る人で賑わい、山崎駅を挟んだ第二会場の祐専寺への道は歩行者専用になります。

祖父江地区は木曽川に接しており、珍しい河畔砂丘があります。そぶえ砂丘と呼ばれており、10月には稲沢サンドフェスタが開かれ大型砂像の数々が展示されます。砂丘前の馬飼ビーチではウインドサーフィンや釣りができ、隣にはプールとテニスコートがある県営の緑地と、国営のワイルドネイチャープラザという公園もあります。また、近くには善光寺の東海別院もあります（景観・動植物カテゴリー「イチョウ最中」参照）。

2022年11月最中旅
画像2：ぎんなんパーク横のぎんなん畑
画像3：そぶえ砂丘