銅鐸最中加茂いわくら:島根県雲南市

 

入れ子の銅鐸を含む39個

農道の工事中に全国最多となる39個の銅鐸が見つかったのが、加茂岩倉遺跡です。当初は26個が見つかったのですが、その後13個が中型の中に小型の銅鐸が入っている入れ子の状態ということがわかり、最終的に39個が確認されました。

遺跡にはガイダンス施設があり、発見当時の様子のビデオや発掘品のレプリカを見ることができます。槌で叩いて音を出すことができる再現銅鐸も展示されていますが、鳴らすタイプの銅鐸は実際にはもっと小振りのものだとか。全国最多の銅剣が埋められていた荒神谷遺跡から直線距離で3.4kmと近く、×印のついたものが両方の遺跡から出土したこともあり、この2つの遺跡の関わりが研究されているそうです。

発掘された銅鐸は島根県立古代出雲歴史博物館にありますが、加茂には岩倉遺跡の他に、三角縁神獣鏡が出土した誰のものかわからない石棺や、元旦に岩の中にいる金の鶏の鳴き声を聞いた人は幸せになるという金鶏伝説の大岩もあります。

2018年10月最中旅
画像2:加茂岩倉遺跡
画像3:銅鐸発掘現場

最中暦:10月14日
平成8年加茂で銅鐸発見
発掘現場を一目見ようと見物客が長蛇の列をなした

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説明

最中と菓子舗

銅鐸を模った皮種には、程よい甘さの小豆餡に弾力のある厚めの求肥が入っています。入れ子の銅鐸を表現したという最中です。1個130円+税

菓子工房たてたに
雲南市加茂町東谷88-2 0854-49-7020 不定休
JR木次線の加茂中駅と加茂岩倉遺跡の中間で、駅から歩くと20分ほどかかります。出雲神話街道(国道54号)沿いで、宍道からは約10km。駐車場10台あります。