五縁もなか:愛知県豊川市

 

商売繁盛の豊川稲荷

愛知県の豊川稲荷は正式には妙厳寺という曹洞宗の寺院ですが、日本三大稲荷のひとつとも言われています。境内を守る吒枳尼天(だきにてん)が稲穂を担いで狐に乗っているので、お稲荷さんと同一視されるようになったそうです。

総門をくぐると正面に山門がありますが、左側には立派な石造りの鳥居とお狐様の像があり、その奥に寺の本堂があります。さらに右の階段を降りて奥に進むと、企業や商店が商売繁盛を願って奉納した幟がずらりと並んでいます。数が多いことから千本幟と呼ばれており、東海地方の有名企業の名をいくつも見つけることができます。

1月にはたくさんの人が訪れるので、門前の道路は歩行者専用となります。参道には財布などを売る露店が並び、門前町のいなり寿司の店や土産物店は大盛況です。参道の露店で財布を買うと、お金に縁があるよう祈願済みだという五円玉と小豆粒くらいの大黒様を入れてくれる店もあります。

2018年4月最中旅
画像2:妙厳寺(=豊川稲荷)の本堂
画像3:豊川稲荷の千本幟

最中暦:11月22日
妙厳寺(豊川稲荷)開山
嘉吉元年(1441年)東海義易禅師が開創、また、11月第3土日は秋の例大祭

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説明

最中と菓子舗

五円玉の稲穂側のデザインの最中です。以前は黒胡麻餡だったようですが、2018年4月時点では白餡になっていました。皮種は少し薄めです。包みにかかっている帯の後ろには豊川稲荷の宝珠の模様が付いています。1個160円

穂の国本舗(豊川稲荷前・旭町店)
愛知県豊川市旭町14 0533-86-3771 金曜定休
豊川稲荷の山門から出て右に行き信号を渡ったところです。こん吉もなかもあります。