金太郎もなか:神奈川県南足柄市

 

足柄山の金太郎伝説

今から1000年ほど昔のことです。足柄山の地蔵堂に四万長者と呼ばれる大地主がいました。娘の八重桐は酒田家に嫁ぎましたが、酒田一族に争いが起こったためこれを避けて実家に戻り、金太郎を産みました。夕日の滝の水を産湯に使い、足柄の山々を動物たちと駆け回り、やがて足柄山の怪童と呼ばれるようになりました。その後、源頼光と出会い、坂田金時と改名して、頼光四天王の一人として大江山の酒呑童子を退治したりしました。頼光の死後は足柄山へ戻り、行方をくらましたとのことです。

大雄山駅と足柄峠の中間に金太郎の生家があります。四万長者屋敷跡の前には金太郎の遊び石「かぶと石」と「たいこ石」があります。川沿いの道を進むとキャンプ施設があり、その裏の川を渡った所には金太郎の力水、さらに小道を奥に進むと水の音が聞こえ、木々の間に夕日の滝が見えてきます。ここで滝行が行われることもあるようです。

金太郎伝説は足柄峠を挟んだ静岡県小山町にもあり、そちらの方が広く知られる伝説の元になったそうです。この二か所は本家争いをすることなく、協力して金太郎を盛り上げているようです。足柄山とは金時山を含む山々の総称で、ハイキングに訪れる人が多く、また天狗伝説が伝わる大雄山最乗寺も観光名所のひとつとなっています。

2022年4月最中旅
画像2:夕日の滝
画像3:金太郎の遊び石

最中暦:5月5日
金太郎の誕生日
天暦10年(956年)5月の生まれで、端午の節句と結び付けられ五月人形のモデルとなった

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説明

最中と菓子舗

まさかりを担ぐ姿とくまと相撲を取る金太郎が描かれた昭和レトロな雰囲気の最中。つぶし気味の小豆餡が程よい甘さで、余計な味がしない正統派の最中です。柚の白餡もあります。1個160円

松尾屋菓子店
神奈川県南足柄市飯沢7-1 0465-74-0127 日曜定休
大雄山駅前通りを最乗寺へ行く途中の川の手前左手にあります。天狗煎餅やだんご、あんころ餅などもあるまんじゅう屋といった雰囲気です。店前に6台駐車できます。