万葉の峰:群馬県下仁田町

 

奇岩の山々を望む

ネギとコンニャクが有名な下仁田町は、高崎から中山道へ続く山間の街道沿いにあります。日本三大奇景のひとつである妙義山や、荒船山があり、下仁田ジオパークとして跡倉クリッペなどの地質学的資源の宝庫です。

妙義山は下仁田町と富岡市、安中市にまたがる幾つかの山の総称で、ハイキングコースから縦走ルートまでとレベルに応じた登山が楽しめます。下仁田側からは県立森林公園さくらの里の目の前に岩山がそびえ立ち、広い駐車場から絶景を眺めることができます。下仁田街道に戻ってさらに奥に行くと、テーブルマウンテンのような艫(とも)岩が特徴的な荒船山があります。巨大な船の船尾にあたる艫岩を経由して山頂に続く登山道は、変化に富んだ人気のコースだそうです。

荒船山の向かいの山には日本初の西洋式牧場、神津牧場があります。見学は無料で、売店では牧場産のハンバーガーやソフトクリームが食べられ、牛乳やチーズ、ソーセージなどのオリジナル商品も売られています。荒船風穴へ行く途中にあり、荒船山登山口からも近いです。最中の皮種には黒瀧山不動寺も描かれていますが、こちらは下仁田町の南隣の南牧村にある厄除け不動の霊場です。

2019年9月最中旅
画像2:さくらの里から臨む妙義山
画像3:荒船山

最中暦:4月
妙義山山開き
2024年4月6日に下仁田ジオパークガイドによる妙義山ジオツアー開催

説明

最中と菓子舗

皮種は画像の荒船山の他に妙義山、神津牧場、黒滝山不動寺の全4種類があり、ランダムな2種類の組み合わせになっています。若葉色に色付けされた白こし餡に柚が練りこまれたさわやかな風味の最中です。1個108円

総本家紙屋
群馬県甘楽郡下仁田町下仁田361 0274-82-3228 木曜定休
下仁田駅から徒歩で2分ほど。紙問屋だった頃の屋号をそのまま使っているそうです。下仁田ネギの饅頭や洋菓子も作っていて、桑の葉と練乳を使った焼き菓子の「荒船Who-K2」もあります。