松江城最中:島根県松江市

 

秀吉より下賜された分銅紋

松江の初代藩主は堀尾忠氏ですが、松江城の築城者であり松江の開祖とされるのがその父堀尾吉晴です。家紋は六目結ですが、銀山のある但馬での戦功により豊臣秀吉から分銅紋を賜り、戦場では分銅紋を用いました。大手前には吉晴公の銅像が立っており、天守に向かって指示棒を掲げています。

松江は水の都と呼ばれ、すぐそばに宍道湖が広がっており、城を取り囲む堀川からつながるいくつもの川は遊覧船で巡ることができます。また、城郭内に井戸がある城はいくつもありますが、松江城は現存12天守では唯一、天守の中に井戸があります。そんな松江城の地盤は弱く工事が難航したため、人柱を立てたという言い伝えがあります。また、築城資材を運ぶ為に架け替えた松江大橋にも人柱の話が伝わっています(参照:大橋もなか)。

七代目藩主の松平治郷は茶人として不昧公(ふまいこう)の名で知られ、市内には不昧公好みの和菓子を販売する店が数多くあります。松江城最中はもう1種類あり、そちらは松江城の天守を模っています。

2018年10月最中旅
画像2:堀尾吉晴公の銅像
画像3:松江城天守

最中暦:1月
松江城落成
慶弔16年(1611年)正月 松江城が完成

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説明

最中と菓子舗

剛健質朴な分銅紋の皮種に包まれた北海道産大納言の餡は、程よい甘さで小豆の風味が際立つ仕上がりになっています。1個160円+税

桂月堂
島根県松江市天神町97 0852-21-2622
松江駅から徒歩5分。店の前は一方通行で、駐車場は7台分。不昧公好みの和菓子も販売しており、一畑百貨店にも出店しています。本店と百貨店どちらのネットショップでも購入できます。