修善寺物語:静岡県伊豆市

 

修善寺に伝わる古面

修善寺(地名ではなく寺のほう)の宝物殿には源頼家の古い面が収められています。空虚な目が大きく空き、中央付近で2つに割れた面は、漆の湯に入れられた頼家の姿を映していると伝わっています。この古面を元に創作したのが歌舞伎の修善寺物語です。

面作り師夜叉王は頼家からの依頼を受け面を打ちますが、何度打っても面に死相が現れてしまいます。しびれを切らして訪ねてきた頼家をなだめようと家人が死相の出た面を渡すと、出来栄えに満足した頼家は面を持ち帰ります。己の未熟を恥じた夜叉王は自分が打った面を全て砕こうとするのでした。ところがその夜、頼家は夜討ちに合って命を落とします。死相が現れていたのは未熟さゆえではなく、頼家の運命をも面に写し取っていたのだと夜叉王は知るのでした。

修善寺温泉街の真ん中を流れる桂川の中には、弘法大師の独鈷の湯が沸き出ていて、足を浸せるようになっています。桂川を遡れば竹林の小径、さらに少し行くと修善寺梅林やゆったり過ごせるテーマパーク修善寺虹の郷があります。

説明

最中と菓子舗

修善寺宝物殿の古面を模った皮種の中には、粒立った甘めの小豆餡が入っています。包みには能面に向かって槌を振り上げる面作り師の姿が描かれています。つまり、包みは修善寺物語の一場面、中身は物語の元になった古面となっています。1個130円+税

2020年11月最中旅

和楽
静岡県伊豆市柏久保1355 0558-72-4717 木曜定休
伊豆箱根鉄道の修善寺駅の北側。静岡銀行裏手の静かな場所にある白黒のすっきりした外観の店です。みたらし団子やどら焼きなどの気軽なものから上生菓子までいろいろ。季節限定商品も多種あります。