タイル最中:岐阜県多治見市

 

モザイクタイルの町

良質の粘土が採れる多治見市や土岐市にはタイルメーカーが集中しています。中でも多治見市笠原町はタイルの一大産地で、最盛期には100以上ものタイル工場がありました。かつて竈や流し台、風呂場などに使われていたモザイクタイルは一時姿を消しかけましたが、デザイン性が見直されて水回りの装飾に使うことも増えてきているようです。

いまも操業しているタイル工場やガソリンスタンドの塀、店の壁などにモザイクタイルが施されています。また、この地区のゴミ集積所はどこもタイルで飾られています。タイル原料の粘土山の形をしたユニークな外観のモザイクタイルミュージアムでは、生活の中で使われていたタイルや各地から集めたモザイクタイル画を見ることができます。また、コンシェルジュがいるショールームや絵付け体験工房もあります。

中心市街地のすぐ北側には、夢窓国師が作った国指定名勝庭園がある虎渓山永保寺があります。観音堂や開山堂は国宝指定されており、庭の南端からは湾曲する土岐川の景色も楽しめます。

2020年12月最中旅
画像2:街中のモザイクタイル
画像3:虎渓山永保寺

最中暦:4月12日
タイルの日
大正11年タイルの名称が統一された日

説明

最中と菓子舗

タイルをイメージしたような四角い皮種にタイル最中の文字が浮かんでいます。寒天を使っていない餡は少し甘めでもっちりしています。包みにはタイル工場や窯の煙突が並ぶ景色が描かれています。1個100円+税

美濃屋菓子舗
岐阜県多治見市笠原町上原1647-366 0572-43-2849 水曜定休
モザイクタイルミュージアムから北へ2.5kmほどの住宅地域にあります。どら焼きや大福などが並ぶ、地域に根付いた店のようです。3月4月には郷土菓子のからすみも販売しています。店の向いに駐車場あります。