たむら渡し最中:神奈川県平塚市

 

相模川の田村の渡し

平塚と東京を結ぶ中原街道の田村の渡しは幕府直営の渡し場でした。大名行列が通る東海道の馬入の渡しを避けて、商人や庶民は田村を利用する人が多く、また藤沢から大山参詣へ向かう大山道(おおやまみち)の渡しとしても賑わったそうです。田村と馬入の間の四之宮にも渡し場があって、こちらは自主運営で地元民が利用していたようです。

田村の渡しは平塚市と寒川町の間に架かる神川橋あたりにあったそうで、神川橋のたもとから下流側の堤防の道を60メートルほど行った所に渡し場跡の石碑があります。車は入れませんので堤防下の住宅地側に駐車して徒歩で行きます。今は石碑と解説板があるのみで、地元の人たちの散歩道になっています。実際の渡し場は季節や水の量によって多少場所が変わったそうです。

神川橋の上流側には取水堰があって、白鷺らしき鳥たちが舞っています。歌川国芳の浮世絵「相州大山道田村渡の景」には寒川町側から見た田村の渡しとその彼方には大山が描かれています。

2019年4月最中旅
画像2:渡し場跡の石碑
画像3:神川橋から見た田村の渡しの相模川

最中暦:7月27日
大山詣りの夏山期間始まる
この日から8月17日までが夏山期間、田村の渡しも賑わったであろう時期

カテゴリー: ,

説明

最中と菓子舗

若草色の包みは粒餡で、皮種の桃色が透けているのが白餡です。皮種には蓑を着て舟を操る船頭の姿があり、「たむら」と店名の「いつつや」の文字が表と裏に入っています。焦がし種のつぶ餡は程よい甘さで、少し粒が残る白餡は焦がしていない皮種によく合う最中です。1個170円

井筒屋
神奈川県平塚市田村6-4-14 0463-55-0053 月曜定休
売り場の横の工房は通りから見えるようになっています。昔ながらの雰囲気の素朴な店ですが、甘くて酸味が少ない苺を使ったいちご大福が有名で、夏にはカフェオレ大福も人気だそうです。店の前に小さな1台分の駐車スペースがあります。