サッカーエース最中:静岡県藤枝市

古くからのサッカーの町

藤枝市は昔からサッカーが盛んで、2020年は男女ともに藤枝市が高校サッカーの頂点に立ちました。その歴史は旧制志太中学(現藤枝東高校)がサッカーを校技とした大正13年に始まります。昭和32年の静岡国体で藤枝市がサッカー会場となると、名実ともにサッカーの町となり、以降ゴン中山、長谷部、名波などの名選手を輩出しました。

市民の憩いの場、蓮華寺池公園には、大きな池に蓮やスイレンが、周りには藤や桜、シャクナゲ、花しょうぶ等の季節の花が植えられており、いつも賑わっています。カフェやレストハウスもあり、市内が一望できる丘の上には若王子(にゃくおうじ)古墳群が、大きな駐車場の隣には郷土博物館があります。また、近くの鬼岩寺には、人間のエゴで命を落とした最強の犬の「死して尚勝つ」伝説が残る黒犬神社があります。

他には、珍しい円郭式の縄張りが残る田中城跡があります。別名は亀城。家康が鷹狩りの際に滞在したと伝わっており、本丸跡は小学校になっていますが、周辺には水堀や土塁が部分的に現存し、四重の同心円状の曲輪の跡が道として残っています。南東にある田中城下屋敷には本丸櫓などが移築され、庭園とともに無料で公開されています。

2021年4月最中旅
画像2:蓮華寺池公園の藤
画像3:田中城下屋敷

最中暦:10月
昭和32年第12回静岡国体の蹴球会場となる
昭和天皇天覧で名実ともにサッカーの町として知られるようになった

説明

最中と菓子舗

60年ほど前に発売されたというサッカーボールの形の最中。つぶし気味の小豆餡は程よい甘さです。市内では2軒が共通の意匠で販売しています。他にも藤枝最中というサッカーボール形のものを販売する店もあるようです。1個130円

甘栄堂
静岡県藤枝市本町2-1-32 054-643-2517 水曜定休
蓮華寺池公園の近くの白子通り商店街にあります。最中作りの体験をした小学生の手紙がたくさん飾ってあります。気さくな女将さんが注文を受けてからみたらし団子を焼いてくれます。東隣の駐車場は奥にUターンするスペースが設けてあります。ここから東へ2個目の信号角のフォンテーヌ府中屋(月曜定休)でも販売しています。