銭形最中:香川県観音寺市

 

寛永通宝の巨大砂絵

弘法大師が観音像を奉納されたことに由来する観音寺市には寛永通宝の砂絵があります。テレビ時代劇「銭形平次」のタイトルバックにこの巨大な砂絵が使われていたので、時代劇ファンにはお馴染みですね。

この砂絵は観光用かと思いきや、江戸時代に作られたれっきとした歴史遺産です。寛永10年(1633年)に藩主を迎えるために作られたと一般的には紹介されていますが、寛永通宝が鋳造されたのは寛永13年なので辻褄が合いません。藩主を迎えたのは1855年とする説や当初は豊臣の瓢箪紋だったのを改修したものだと諸説あります。砂絵は立ち入り禁止で、向いの丘の展望台から全貌を眺めることができます。年に2回市民の手で補修され、夜にはライトアップされます。

観音寺市周辺では祭りの際に「ちょうさ」と呼ばれる太鼓台が登場します。大きいものは3トンもあり、豪華な装飾が施されています。ちょうさ会館では本物のちょうさが展示され、祭りの様子が大画面で上映されています。部品の解説や体験コーナーもあるようです。尚、祭り期間中は交通規制のため銭形砂絵への道が封鎖されることがあります。

2022年10月最中旅
画像2:展望台からの銭形砂絵
画像3:砂絵近くの道の駅に展示されている「ちょうさ」

最中暦:4月29日(2024年)
銭形砂絵の補修=銭形砂ざらえ
当日参加・道具貸与、10月にも開催されるが4月には抹茶の接待あり

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説明

最中と菓子舗

寛永通宝を模った最中です。砂絵があるのが海岸なのでパッケージには海と松が描かれています。程よい甘さの小豆餡ですが、密封パックに入っていて賞味期限が長いためか、日にちが経っていたようで、餡は硬く砂糖が結晶しかけていました。1個170円

白栄堂
香川県観音寺市観音寺町甲1125-7 0875-25-3888 木曜定休
和菓子部門は古い雰囲気の造りの店舗で和田邦坊の作品がいくつか置かれており、奥には茶房と洋菓子部門の店舗があります。店の横に8台停められます。