大井川もなか:静岡県島田市

 

越すに越されぬ大井川

昔の大井川は水量が多く、橋を架けるのも舟で渡るのも危険ということを口実に、江戸への侵攻を防いでいました。島田宿の川会所では毎日の水量に応じて川越しの料金を決め、旅人は川札を購入して川越人足に担がれたり、連台で運ばれたりして川を越えます。増水すると川留めになり、何日も渡れないことがありました。人足は訓練された専門職で、幕末頃には両岸合わせると1300人もいたそうです。

明治12年に架けられた蓬莱橋は全長897.4mで、ギネスが認める世界一長い木造の歩道橋です。茶の栽培が始まった牧之原と島田宿を結び、開拓が進む牧之原を蓬莱と例えたことから名付けられました。橋の袂の料金所で通行料の100円を払い、通行幅2.4mの橋を渡ります。小学生は10円です。通行料は補修に使われるらしく、板が所々新しくなっています。欄干が低いので、あまり端に寄らないよう歩きます。長い木の橋→長生きの橋、897.4m→厄無しで縁起がいいのだとか。無料駐車場が2ヵ所で75台分あり、観光バスも止まれます。

少し上流には島田博物館があり、その脇の道を入っていくと、堤防の役目をするせぎの跡や川越人足の待機所である番宿跡が民家の間に並び、川会所の建物などとともに街並みが川越遺跡として保存されています。地味な感じですが小綺麗に整備されています。

2021年10月最中旅
画像2:蓬莱橋
画像3:川越遺跡の川会所

最中暦:1月13日
蓬莱橋完成
明治12年(1879年)架橋

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説明

最中と菓子舗

島田通用木札を模ったもので、百文と三万枚限の文字も並びます。中の粒餡は甘めですが、求肥が入っているのでいいバランスになっています。皮種がさくさくとして崩れ気味なので、まずお茶を飲んでからどうぞ。1個167円+税

みのや
静岡県島田市本通り2丁目4-10 0547-37-2846 水曜定休
掛川駅北口から300mほどの本通り沿いです。みそ饅頭や日本髪の島田髷の名が付いたブッセなどがあります。最中は大井川鐡道のKADODE OOIGAWAなどの観光施設でも買うことができます。駐車場はありませんが、本通り2丁目信号の島田信用金庫隣のパーキングが近いです。