元祖屋台最中:栃木県鹿沼市

 

人呼んで、動く陽明門

日光東照宮が完成した後、鹿沼に留まった彫り物師たちが彫刻屋台を作ったのが始まりだそうで、動く陽明門と呼ばれる屋台の数々は修復や再建、新作されたりして今にその姿を受け継いでいます。27台が集まる今宮神社の屋台伝承行事はユネスコの無形文化遺産に登録されています。

屋台は保管場所にて公開しているものがいくつもあり、木のふるさと伝統工芸館のように鹿沼組子などの土産物販売を兼ねて無料で展示されているものの他に、屋台のまち中央公園の彫刻屋台展示館では入館料200円で3台の屋台を見ることができます。入口にはこの展示館のために彫刻された龍の柱があり、華やかな屋台と、贅沢が禁止された時代の彩色無しのものの時代が異なる屋台の特徴や、彫刻で表されている事柄などをガイドの人が説明してくれます。

鹿沼は特産の鹿沼土を使ったサツキの栽培が盛んです。6月には鹿沼花木センターにサツキの鉢植えが並びます。施設内には苔玉スイーツや花畑オムライスが人気の盆栽カフェがあり、物産販売所では鹿沼土、赤玉土、腐葉土を模したクッキーなども売られています。

2024年6月最中旅
画像2:華やかな石橋町の彫刻屋台
画像3:彫刻屋台展示館の飾り柱

最中暦:10月第2土日
鹿沼秋まつり
土曜は今宮神社にて屋台伝承行事、日曜は市民祭りにて屋台が曳かれる

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説明

最中と菓子舗

屋台を模った最中は大中小と3種類のサイズがあり、画像は中と小です。大は予約が必要です。甘さ控えめの粒餡にハチミツが足されています。小は柚餡もあります。大400円・中200円・小100円:各1個+税

御和菓子司松月
栃木県鹿沼市麻苧町1550 0289-64-2558 木曜定休
市役所や今宮神社から300mほど南の県道14号沿いで、木のふるさと伝統工芸館の並びにあります。まんじゅうや芋羊羹、桃山の“サツキの里”などがあり、水まんじゅうも評判のようです。駐車場は2軒右隣の足利銀行駐車場の中に6台分あります。